前回の記事ではプログラミング学習をするなら、Webアプリ開発がオススメ、ということをお話しました。
この記事では、Webアプリを開発していくためのステップについて俯瞰していきます。
最初のゴールはWebアプリの本番リリース
まず、ゴールの設定ですが、最初はサクッと以下をやってしまうと良いと思います。
・簡単なWebアプリを開発し、本番リリースを完了する
本番リリースとは、Webアプリを”本番環境”と呼ばれる誰でもアクセスができる場所にアップロードすることを意味しています。
本番リリースが完了すると、誰でも、どのパソコンやスマートフォンからでも、あなたが作ったWebアプリにアクセスし、利用することが可能になります。
プログラミングだけをガリガリ勉強したり、最初から凝ったアプリを作ろうと頑張っても、なかなか達成感を味わうことができません。
僕たちがプログラミング学習を始めて以来、一番興奮したのが、初めて開発したアプリの本番リリースを完了した時でした。
自分たちでアプリの設計をして、自分たちでコードを書いて、本番リリースをする。
やりきった感がすごいんですよね。
そのアプリにスマホで接続してみたりして
「いけた!いけた!」
とか言えたとき、開発できなたな〜、の気分に浸れます。
また、この一連の流れを通して、Webアプリ開発がどのようなものなのか、全体を捉えることができるようになります。
なので、まずはWebアプリの本番リリースまでやってみることをゴールとして設定しましょう。
Webアプリがどこからでもアクセスできる理由
さて、ここでWebアプリがどのような仕組みで動いているのか説明しますね。
これが分かっていないと、自分が今何をしているのか分からなくなるので。
Webアプリは、クライアント端末とWebサーバの2台のコンピュータで動く仕組となっています。
クライアント端末というのは、みなさんがWebアプリを利用するために使用するためのコンピュータです。ITの世界では、クライアント端末はサーバに対して”クライアント”と表現されます。この”クライアント”という表現には慣れてくださいね。
前回の記事で触れたように、Webアプリは、クライアントにインストールされているブラウザを通して利用します。
クライアントがインターネットに接続していれさえすれば、ブラウザはインターネットを経由してサーバへアクセスすることができます。
サーバはWebアプリを提供している個人や企業側が用意してくれているので、ここに接続することができれば、Webアプリを利用できるようになっています。
なので、お手持ちのiPhoneがLTEやWifiに繋がっていればWebアプリを利用できるというわけです。
Webアプリのリリースまでのステップ
さて、ここからみなさんに本番リリースまでの道のりをご案内していきます。
以下のステップで進めていきましょう。
- 開発マシンの選定
Windowsが良いの?Macが良いの?
プログラミング学習で必ず迷うところですね。
この答えのない問題の方針を定めます。 - 開発言語の選択
これも答えのない問題です。
世の中には、プログラミング言語はたくさんあります。
これも方針を決めて、最初に学ぶ言語を選択します。 - 開発環境の構築
自分のパソコン上でプログラミングを使い始める場合、
プログラミングを使うための環境を構築する必要があります。
プロのプログラマーは自分のこだわりの開発環境があるようですが、
最初はあまり考えすぎずに、簡単なセットアップを完了しましょう。 - Webアプリ開発
このステップにきて初めてWebアプリの開発が始まります。
ここではプログラムのコードを書いていくことになります。 - 本番アップロード
Webアプリを動かすサーバに自分が開発したアプリをアップロードします。
サーバが必要になりますが、買ってくる必要はないので安心してください。
無料でサーバを貸してくれるサービスがあるので、それを使います。
こういった感じでWebアプリの開発を進めていきます。
「いつ、プログラミングが出てくるの??」
という状況になってますね。
プログラミングは、Webアプリを動かす上での一つの要素でしかないです。
Webアプリを作りきるために、プログラミング以外の技術も楽しく勉強していきましょ〜。
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