Webページ公開に必要なもの
さて、webページが出来上がったら後は、公開するだけです。ここでは公開方法を紹介します。
まず公開するにあたって必要なものは以下の三つになります。
必須のもの
- HTMLデータ(家)
- ドメイン(住所)
- サーバー(土地)
こちらは必須のものになります。括弧内がイメージとして持ちやすい例えになるんじゃないかなと思います。どれも必要なものですよね。
そして、場合によっては必要なものが以下になります。
- 常時SSL対応
- FTPソフト
常時SSL対応とは、通信の暗号化を行うことです。セキュリティの向上を保証するものです。最近では「http」でなく、「https」にしないとGoogleChromeでは表示されない仕様になっているので必須の対応となっております。
FTPソフトはサーバーにデータをアップロードするのに必要なものとなります。
ただこれらは、レンタルサーバーやCMSツールに備わっていることも最近は多いので、用意する必要がないケースもあります。CMSって何?という方もいると思いますが、こちらは公開する手段にて紹介しますね。
HTMLデータはこれまでで制作したものになります。今回だと、以下のデータを公開する予定です。
ドメインはweb上の住所登録みたいなもので「teck-brook.com」がそれにあたります。ドメインは各ドメイン業者から提供されていますので、すでに利用されているかどうかを確認して購入をします。
ドメイン業者それぞれで購入できるドメインに大きく違いはなく、オプションサービスなどで決めると良いでしょう。
レンタルサーバーもいくつかの業者から選択します。こちらも数多くありますので、自分のWebサービスに相性が良いかどうか、費用的に無理がないかなど自分の中で優先順位を設けて決めていくと良いと思います。
レンタルサーバー例
サーバー名 | さくらインターネット | エックスサーバー | ロリポップ レンタルサーバー | スターサーバー | カラフルボックス |
初期費用 | 1,048円 | 3,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 2,000円 |
月額費用 (単月契約) | 1,571円 | 1,200円 | 1,200円 | 4,800円 | 2,220円 |
容量 | 200GB | 200GB | 200GB | 200GB | 200GB |
転送量 | 120GB/日 | 70GB/日 | 100GB/日 | 2,000GB/月 | 3TB/月 |
ドメイン 管理数 | 150個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
常時SSL対応 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
その他 オプション | PHPモジュールモード搭載 | EC-CUBEなど外部サービスに多く対応 | 電話サポート対応あり | アクセス解析機能あり | 地域別自動バックアップ機能 |
同じ容量数でもかなり違いがありますよね。複数月契約で安くなったり、初期費用がなくなるサーバーもありますので、自身が利用していくWebサービスの運用計画をイメージして色々比較して決めていきましょう。例えば以下のケースなども判断基準になりますね。
- ユーザー情報を保持する=セキュリティの高さを重視
- 大容量のデータを通信する=通信速度を重視
- エラー発生時にすぐに対処がする必要性がある=24h対応などサポート体制の充実さを重視
他にもワードプレスとの連動機能が充実しているなど様々あります。ちなみにTech Brookでは「JETBOY」を利用しています。(2019年10月現在)先ほどは容量200GBの比較でしたので紹介していませんが、低コストで通信速度が早いということで採用しています。
Webページを公開する3つの手段
公開に必要なものが揃ったら、後はサーバーにアップロードするだけです。方法としては、以下の3つがあります。
- ホームページ制作ソフトにてアップロードする
- CMSツールを用いてアップロードする
- FTPソフトやレンタルサーバーから直接アップロードする
上2つは機能として用意されているので、その手順に沿ってアップロードすれば公開されます。CMSとはContents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略になり、専門知識がなくともWebデザイン制作が行えるツールになります。有名なものではワードプレスですね。
世界中で使われており、拡張性も高いので、企業でも利用されています。利用者も多く、解説されていることが多いので、まずはワードプレスが良いかもしれませんね。(カスタマイズしていくにはPHPなどの知識も必要になってきます)
ファイルマネージャーでWebページをアップロード
ここでは、直接アップロードする方法をご紹介します。最近のレンタルサーバーでは、機能として「ファイルマネージャー」というアップロードが行えるものがあります。多くのレンタルサーバーには備わっているので、その機能を元にアップロードしましょう。
ここでは、JETBOYサーバーでのアップロードを紹介します。まずサーバーパネルの管理画面にアクセスし、サーバー項目のファイルマネージャーを起動しましょう。
起動するとファイルの一覧画面が出てきます。ここに、制作したhtmlデータやCSSファイルなどを格納しましょう。
そしたらURLを打って、確認してみましょう。今回ですと「https://tech-brook.com/testpage.html」になります。
見事公開されました!
さて、ここまでがWebページを公開する基本的な動きになります。ここからより凝ったデザインや動きを加えていくことで、世に出ているサイトのようになっていくわけです。
まずは自分が何を作るかを考え、それを実現するためのタグやCSSのコードを調べて、実際にコーディングで試していく・・・この繰り返しになるはずです。これはWebページ制作でもプログラミングでも共通しています。
これからも様々な機能を実際に触って実装していきましょう!
Enjoy Programming!!
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